ここ数日の気候の変化についていけず、ついに風邪で昨日はダウン。
とはいっても、頭痛とのどの痛みだけだったのでそんなには。
授業が休講だったので大学へも行かず、ずっと横になっていた。
さすがに一日ずっと眠ることはできないので久々に小説を。
「回天の門」
幕末のある荘内藩出身の人物、
清川八郎を描いた作品。
まだ3分の1くらいしか読んでいないけど、お奨めできる作品。
藤沢周平氏の作品は大抵面白く、どれも読みやすいんだけど、
その中でもこの作品は面白い。実在人物を描いた作品の中では一番かも。
幕末の話はそれほど興味がなかったけど、今回読んでいてすごい興味が湧いてきた。
現在、読んでいるところがアメリカのハリスが
日米修好通商条約を日本に迫っているところ。
藤沢氏の描写が絶妙でまるでその時代にいるかのような気にさせてくれる。
高校時代、これを読んでいたら、日本史の授業をもっと楽しめたかもしれないな。
後、もうひとつ感じたのは、日本人は江戸時代からものすごく勤勉だったんだなということ。
主人公、清川八郎は、朝(午前中?)は剣の修行をして、残りの時間は勉強する生活を送っていて、
長い時で4時間の睡眠だったと描かれていた。
そんな人たちがいたから、今の日本があるのかもしれないな。
☆ ☆ ☆
そういえば、学会にAbstract(論文の概略のようなもの)を送ったんだけど、
自分が書いたものの跡形もないほど、教授に直されてしまった。
教授の文章は本当にすごくて、こういうふうな文章を書けるから、
たくさん論文が通ったんだなと感じた。
自分のような稚拙な文章では、通らないな・・・。
それでは、また。
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