先日知ったことだけど、確率微分方程式のパイオニアである数学者
伊藤清氏が亡くなったとのこと。自分でも知っているくらい、有名な人。自分が知ったのは、確か経済学の授業を取っていたときのことだったと思う。金融工学は今は確率微分方程式の時代だから、理系の人間が活躍できるということをやたらとその授業の先生が言っていたという印象が強いのと同時に、日本人がその基礎を築いたんだというのも印象に残っている。
実際、確率微分方程式がいかなるものなのか、全く持って理解していないんだけれど、アカデミックの世界にいるうちに勉強しておきたい。絶対、石油工学の分野で使えることができるはず。日本にいたときの指導教官もHydraulic Fracturingの分野のFracture Growthのシミュレーションで使おうとしていたから、おそらく使えるはずだし。
で、話を戻すと、その伊藤氏がやったことは、ノーベル賞に数学の分野があれば、もらえることができるほどの功績だという話。実際、彼の作った理論を経済に応用した人たちがノーベル賞を受賞している。ちなみに、彼はガウス賞の一回目の受賞者。
情報の少ない時代にすばらしい功績を残したことに本当にびっくりさせられる。今、なんでも情報(論文、本)が手に入ってしまっているのはもしかしたら、逆効果なのかもしれない。
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今日は、朝一の授業(8時)を受け、中間試験の試験官(9時30分)を頼まれたのでそれをこなし、後は、週一回のミーティング(14時30分)。そして、セミナー(16時)があって、また夕方に授業(17時から)。で、最後に夕食を食べながら企業の人の公演(19時30分)を聞いて終了の予定。なんか今日はスケジュールがぎっしりと埋まっているな~。
それでは、また。
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