◆ 日本の会社で働いた経験がわずかなので、アメリカの会社のシステムと比較するといっても、かなり限られるのだけれども、それでも、ひとつだけ大きな違いとして言えることがある。それは、エンジニアとして生き続けたいなら、そういう道もあるという点である。研究職とかならもしかしたら上級職が存在するのかもしれないけれど、エンジニアがエンジニアとして続けていくという道は日本にはほとんどないと思う。特に、自分がいる石油業界では40を過ぎたら、マネージャー職、日本語でいうところの管理職というものにつかなければならなくなる。それは大きな違いだし、エンジニアとして全うしたい自分としてはアメリカのシステムに合ってると思っている。エンジニアフェローって職です。
◆ 日本の会社同様、上を目指さないといけないシステムになってるのは同じ。まあただのエンジニアっていう役職でいいなんて、いうと、志がなさすぎるっていうことで、上昇志向がない人は淘汰されるっていうわけです。コツコツ渡された仕事をこなすっていうだけでは会社をよりよくしようとしてるとは思われないような仕組みなんですね、きっと。詳しいことはわからないけど。たしかに俺が俺がっていう人がいればいるほど、よくなりそうな気もしなくもない。でも、そんな人は結局のところ、起業してしまうような気もする。この前読んだ学会誌の記事には、起業して成功する可能性が高いのが石油開発だとも書かれていたっけ。
◆そんなキャリアプランみたいなことを書きだしたのは、まあIDP(Individual Development Plan)と呼ばれるアメリカの会社には必ずあるキャリアプランニングのことを考えたりしたから。これだっていう目標がないだけに(もちろんあるにはあるけど)、苦手です。普通は、たとえば、20年後の目標があって、そのために、15年後にはこれを達成していないといけなくて、さらに、10年後、5年後・・・と目標がたち、今日やることはどう結びつくのかまですーっとできあがるらしいのですが。。。やはり教育の仕方のちがいでしょうか。個性を大事にする教育 vs. 集団で一律を目指す教育。
◆ あまとうと茄子の煮びたしうまかった。
ではでは。
[1回]
PR