◆ テキサスでは他の州と比べて、家にかかる税金(住宅税?)がとりわけ高いそうです。税額は、家の価値掛ける、住んでいる郡の決めた税率で、家の価値が毎年変わるので、支払う額が変わってきます。ということで、家の持ち主としては、毎年1月頃に郡が出す家の価値が気になるわけです。郡としては、如何に、お金を税金で徴収できるか、重要なので、必死に高めの金額にしようとします。
◆ 自分が住んでいるケイティ市やお隣のヒューストン市のある郡では、毎年、次々と家の価値を上げる傾向があるそうで、10%上がるのは結構普通なようです。家を売る際には家の価値が上がるのはいいけれど、家を持っていて、税金を納める立場からすると、上がっては欲しくはない。10%なんて勘弁してくれ~という感じなわけです。
◆ さて、では、その家の価値はどのように決まっているのでしょうか。10%という数値はどこから来てるの?いい学校があるのか、スーパーマーケットはあるのか、おいしいレストランがあるのか、コミュニティー(町内のようなもの)は評判がいいのか、etc. いろんな要素がかみ合っているわけで、さらに、実際に需要はどうなのかというのが究極の指標となるわけです。郡の建前としては、これをぜーんぶ考慮すると、この金額ですよと言ってくるわけです。でも、それはおかしいと主張することもできるんです。アメリカっぽいですね。日本だったら、役所がこうと言ったら、そうなってしまいそうです。
◆ 自分たちは、去年は、自分が怠惰で、スキップしましたが、今年は、きちんと抗議を申し立てました。抗議の手紙で受け入れてくる場合もあるにはあるそうですが、ほとんどのケースのように、面談に来いと、手紙を受け取り、今日、行ってきました。
◆ 面談をする場所はそれ用に建物があり、たくさんの抗議に来た人たちがいました。面談の時間は設定されていましたが、そこはアメリカ、その時間にあるわけではなく、それから30分後に実際の面談室に通されました。面談室は10部屋ほどあったようです。部屋に通されると、ジャッジをする人が3人、家の価値を出した人が1人、記録を取る人が1人いました。郡の人が算出した金額がどのようなデータに基づき、算出されたのかを説明して、その後、自分たちの主張金額と、それはどのデータに基づいているかを説明して、ジャッジの人がジャッジを下すという順番でした。驚いたのは、向こうの主張金額ががくっと下がっていたこと。つまり、最初に手紙で送られてきた金額はデータに基づいていなかったということですね。ひどい。。。まあそれは置いといて、ジャッジの人も完全に主観で決断を下しました。かなり自分たちの主張していた金額に近づいたけど、理想金額までは届かず。
◆ ところで、どんなデータを使ったの?答えは簡単、実際に同じような家がいくらで売買されたのかというデータです。ダイレクトな、市場価値というやつですね。自分たちはリアルターさんにお願いして、直近6か月ほどのデータを集めてもらい、広さ当たり(スクエアフィートあたり)の金額はいくらかに基づき、うちの広さに掛けて、算出し、向こうは1年分のほど同じ広さの家のデータに基づき、その平均を提出してきました。先述の通り、ジャッジは後者のデータに重きを置いたわけです。100%ではないですが。
◆ というわけで、おそらく、来年はさらに上乗せが予期されるので、また行くことになるでしょう。
ではでは。
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