◆ 昨晩は、日本からヒューストンへ出張に来てる、大学の大先輩方とお食事。集まりがあると、ダントツで一番年上っていうことが多かった昨今、一番年下で、食事代も一人だけ10ドル負けて安くしてもらいました。残ったものも、To-Go Boxに持って帰りなさいと。久々だな、この境遇。
◆ うち、ひとりが教授で、自分が教授になった経緯(いきさつ)を聞き、日本の教授の選び方の“裏”をちょっとだけ垣間見た気がします。大学ごとに違うのだろうけれど、外様から選ぶわけではない場合は、まああんな感じなのでしょう。
◆ みんな、本気(マジ)で、世界レベルのことを考えていつつ、日本にとってどうしたらいいのかを悩み、行動しを繰り返し、年を重ねてきたようで、尊敬のまなざしで終始話を聞いてきました。今は二酸化炭素排出量がやはり焦点のようですね。それが温暖化につながるかどうかの議論は別にしても世界が二酸化炭素の排出量を減らしてるというのはまぎれもない事実。京都プロトコルを批准したアメリカや中国でさえもその方向に進んでるという話。アメリカは石炭産業が若干小さくなり、シェール開発に進んだことが一因だそうで、一方、中国は、環境問題も相まって、排出権取引が海外とやってるだけでなく、企業ごとにも基準値を設定し、企業間でやってるとか。石油業界は日本でも何度もニュースになって一般人にも浸透してきた二酸化炭素地下貯留はいうまでもなく、二酸化炭素によるEOR (Enhanced Oil Recovery)がトレンド(水を地下に圧入する代わりに二酸化炭素を圧入するというもの)だそうで。自分もまだまだ勉強が足りないと反省。論文を読まなくては。
◆ 昨日の参加者のうち9名中8名が技術者(エンジニア)であったこともあって、いろんな話が盛り上がったわけです。
◆ さて、自分といえば、最近は、日本に帰った方が妻や生まれてくる子が幸せになるのではと考えたりしてます。日本の石油企業はきっと自分のことは雇ってくれないだろう(日本の企業は掘削から仕上げ、埋蔵量推定から全部に関してエキスパートとしてやれないとだめで、仕上げだけ強いのは全然必要とされないのです)し、地元に帰っても、中途半端な学歴があるせいで、雇ってくれるところはないだろうし。。。妻と子を日本に、自分はアメリカが、現実的なのかなと。でも、2年に1度くらいのペースでしか家族に会えないのは嫌だしな。もう少し考える必要がありそう。
ではでは。
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