昨日、コンピュータ工学のセミナーで日本の教授がふたりプレゼンをしに来てたのでちょっと聞きにいってきた。ひとりは、東大の教授で、専門は・・・、なんだったんだろう。もうひとりは、東北大の教授でロボット工学が専門。災害救助のロボット(
研究室のHPへのリンク)の研究をしているようだった。
テーマとしては、『東北大震災に使われたロボット工学』って感じかな。とりわけ原発の事故に関連することが多かった。とはいっても、水中深くを探査できるロボットは行方不明者の探索に活躍したっていう話もしてたから、一応、そっち方面も。でも、話を聞いた感じだと、瓦礫の下に埋もれてしまった人とかの救助とかに使うにはまだまだテクノロジーは高いレベルにはいないね~。
で、そうそう、メインの話は、放射線濃度が高すぎて、人間が立ち入れないところで、ロボットが活躍してるっていう話。とはいっても、実際にやってることは、放射線濃度の観測っていうのが主なロボットがやっていること。リモートでロボットを操作して、観測を行ってきたそう。あとは、カメラもつけて、爆発があった後の建物の中の情報をリアルタイムで取得して、それで何が起こってるかを分析して~っていう感じだそうで。3Dのデータにすぐさま変えてっていうのはすごいなって感じたな。原子炉の中は、階段が急だそうで、なかなかそれを登ることのできるロボットをつくるのは大変だったみたいで、5階に登ることができたのは、つい先月のことだったそうで。。。
てことは、まだまだ原発に関しては、手をつけられてないんだな~ってことだな。。。地震が起きて、事故が起きてからもう8ヶ月が経つというのに、現状はこんなもの。やっぱり長くかかりそうだな。完全に復興するまでに30年かかるっていってたし、やっぱりなにかと大変なんだな~。やっぱりテクノロジーがかなりビハインドだな~。安全工学の方が確立する前にあそこまで原子力発電の方がどんどん進んでいっちゃったのかな~。とはいっても、やっぱり事故が起こるまでは・・・。
優秀な人たちがあれやこれやと取り組んでいるのを指をくわえてみてることしかできない自分の無力さを感じざるを得ない。
ではでは~
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