日々の出来事や思ったことをひたすら綴ってます。気が向いたら、コメントとかどうぞ。
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前の前のブログ記事に書いた通り、学会のワークショップで、サンディエゴに行ってきました。カリフォルニア州に来たのはこれで2回目です。前回は、学会のカンファレンスで、
アナハイムに行ったときです。はてさて、何年前だ!?2007年かな?当時、石油業界は景気がよかったので、学生に企業が大盤振る舞いをしてくれて、Disney California Adventureの券を配ってくれて、学会の終わった後、12時の閉園まで遊んだのを覚えてます。今回のサンディエゴも、リゾート地って感じでいいところでした。今度は、休暇でぜひとも来たいです。
そうそう、今回参加した、ワークショップは、カンファレンスとはちがうものです。今回、初めて参加したワークショップの印象は:
・参加費が高い。
・論文になるわけではないので、それぞれの発表は結論があまりはっきりしてない。
・質問・議論の時間が長い。
・ランチの時間が長い。
サイエンティフィックなテクニカルな内容よりも、フィールドで起こってることが主体で、どんな問題が起きていて、どう対処してるか/対処しようとしてるかに、重きが置かれていました。現場のサポートという、自分の仕事がら、発表を聞きながら、自分ならどうするか、あのプロットはどうやって分析できるかなどを頭の中で考えながらで、集中して聞くことができました。経験をかなり積んできてる人もたくさんいたので、そういった方たちとランチのときやディナーのときにいろんな話をできたのもかなりよかったですね。1日1回しか質問はしなかったけど、それなりに存在感もアピールもできたし、まずまずの参加だったかなと思います。次回、もし参加するなら、もっと論文をたくさん読んで、的を射た質問ズバズバしていきたいです。
そのワークショップが行われたホテルにいたアザラシです。死にかけていたのを助けたって看板には書いてありました。かなりだるそうでした。アザラシには詳しくないんですけど、Wikiによれば、Harbor SealとEarless Sealっていうのがいるみたいですね。日本の水族館にいるのは、どうやらEarless Sealっていうのらしいです。これはどっちなんだろう。Sealって書いてあったのしか覚えてないや。。。
これは、夕日がきれいに見えるっていうレストランから、海を撮った写真です。丘の上にあるレストランで1階~3階があって、2階で夕食を食べました。夕日も見れたんですが、それが窓越しの微妙な写真だったので、かわりにこの写真を。たくさんの人たちが泳いでました。目が悪い自分は、最初、イルカ???なんて思ったら、冷静に、一緒にいたアメリカ人の上司に、人間だよ(笑)って、つっこまれました(恥)。そうそう、この海岸にも、アザラシがいました。たくさんいるんですね。
サンディエゴといえば、B'zがコンサートをしたことで有名ですが、それ以外にも、Sea Worldや、自然もたくさんあるようなので、観光兼リラックスで来る価値ありありですね。仕事から引退した人たちがたくさん移り住んでくる土地でもあるみたいです。
ではでは。
[1回]

出張から帰ってきました。今回は、カリフォルニア州サンディエゴに行ってました。テキサスとはなにかもがちがいました。また明日あたりに詳しいことは。学会参加だけだったので、コンフィデンシャルではないでしょう。きっと。
ではでは。
[1回]
先日のディナーの席で、工学者(Engineer)と科学者(Scientist)のちがいを議論する場面があって、科学は新しいものを生み出し続けるけど、工学はそうではなく、同じことを繰り返すだけだと言われたけど、そうではないような気がしてます。工学と呼ばれる範疇であれば、どんな発想でも試そうとするし、もちろん、数学や物理やらも駆使するし、必要があれば、新しく数学で必要なものを生み出したりもします。どうしても、数学者やら物理学者が崇められすぎる傾向があるな~。結局、同じもののような気がするんだけど。別に優劣つける必要もないし~。
とりあえず、石油工学は総合学問であり、日々、自然と対話しているようで、楽しいです☆
ではでは。
[1回]
昨日、一昨日に引き続き、水圧破砕法のことです。
地震との関連性のことがよく話題に上がりますが、自分が知る限り、相当なことがない限り、ないと思います。コロラド州だったかで、震度2だったかの地震が起こったらしいですが、あっても、そんなものなんじゃないかと。この辺のことは深く勉強したことはないので、言いきれるわけではないですが、ないだろうっていうのが自分の今のところの考えです。だって、地盤の大きさと、圧入してる水の量を考えたらね。。。まっ、地盤の固さにもよるだろうし。
頁岩の水圧破砕に関連して、最後にもうひとつだけ。今まで石油の掘削と無縁だった場所とかでも掘削が行われるようになって、たくさんの石油技術者(特に、現場のドリラー)たちが住むようになって、アパートがたくさんできたり、住居費などが上がったりして、もともと静かに住んでいた人たちにはいい迷惑のようです。
また今度使ってる水に入れてる化学薬品のことやらもう少し数学的に(物理的に)突っ込んだ話をブログに書こうと思っていますが、いつの日になることやら。自分の文才がちょっとあれなんで・・・
ではでは。
[1回]

昨日に引き続き、水圧破砕法のことを。
縦長のうすっぺらい亀裂ができると書きましたが、誰も地下深くに行って、目で確かめてきたわけではないので、そうであるかは実は謎です。数学的に、そして、音波などで解析した限りだと、そうらしいっていうところでしょうか。
最近日本のニュースでも話題になってる頁岩(shale)のことになると、実はもっと複雑になるので、なかなか予想できてないのが現実です。というのは、元からある、亀裂がたくさんあるからです、それを水圧破砕でくっつけてプロパントでそのくっつけた道を閉じないようにしているっていうのが一般的に考えられてるところです。これも証明できないことなので、広く議論されてるところです。岩の性質って、部分ことにすごく異なるので、数学的にも難しいんです。そして、今のコンピュータをしても、ミクロにシミュレーションをしても、計算にものすごい時間がかかっちゃうんですね。
さて、最近、日本のニュースでは、この水圧破砕法がまるで最近発明された技術かのように語られてますが、昨日のブログに書いた通り、そんなことはありません。自分の知る限り(※水圧破砕法は自分の専門ではありません)、
1.石油(またはガス)の値段が高い
2.水圧破砕法の技術が改善された
の二つが大きく分けて理由なんじゃないかと思ってます。早い話が採算が取れるようになったわけです。実際、ここ数年は、学会での一番の人気トピックはやはりこの頁岩でどのようにして石油・ガスを効率よく採るかっていうことです。
今日はこんなところで。
ではでは。
[1回]

最近、ネットのニュースにもよく挙がる、水圧破砕法(hydraulic fracturing)。これは決して新しい技術ではありません。20世紀の初めから使われてます。はい。
どういう方法かというと、高い圧力をかけて、水を地層に圧入して、岩に割れ目を作って、その割れ目にプロパントと呼ばれる、ボーキサイトなどでできた粒を入れて、石油が流れやすくようにするというものです。地盤の性質上、縦長にうすっぺらい亀裂ができることが多いです。イメージとしては、下の図のオレンジの部分のようなものができます。
この図では誇張されて割れた幅が描かれてますが、実際の幅はものすごくうすっぺらいです(2センチメートルにもなりません)。それに対して、伸びて行く幅は、100メートルを越えるものもあるくらいです。この水圧破砕法で作られた亀裂が閉じてしまわないように、かつ、油が浸透しやすいように、先述したプロパントというのをこの隙間に詰めるんです。井戸の周りで油・ガスが流れやすい道を作りだすわけです。ちょっとだけ数学的な話になりますが、井戸の周りは放射状の流れになるので、急激な圧力差が必要なんです。それを少しでも緩和させようっていうのが仕組みです。例えると、電車の入口が2個だったのを3個にして満員のときでも、人の出入りがしやすいようにっていう感じですかね。
今日はこんなところで。
ではでは。
[1回]
ヨーロッパではシェールにあるハイドロカーボンの採掘の開発に関して意見が二分されてるそう。どこぞの国の大統領といい、もう少し勉強してから批判をしてほしいな。日本のメディアもでたらめなことを書いてる。今日読んだ記事では、まるで「水圧破砕(hydraulic fracturing)」が最近できた技術みたいな書かれよう。メディアの人たちはあまりにもひどい。それに使う水や化学物質が環境を壊すとも書いてるし。。。石油開発はいつまでもヒールで、そう書くことで、そう訴えることでお金が集まるのかな。現実とあまりにちがいすぎてびっくりすることばかり。
☆ ☆ ☆
今日は、妻が途中で寝ることなく家で映画を観ました。どうやらけっこうおもしろかったみたいです。観た映画は、自分が好きな映画『The Holiday』っていう映画です。
ではでは。
[1回]